人にも地球にも優しい石けん

人にも地球にも優しい固形石鹸

石けん・合成洗剤の違い

近年、肌に優しい弱酸性の石けん・ボディソープなどと弱酸性の石けんが認識されていますが、実は弱酸性のものは合成洗剤に分類され石けんではありません。

合成洗剤は石油や天然油脂から作られ、複雑な化学合成を経て作り出された合成界面活性剤に、助剤などを添加して作ります。「植物由来」とうたって天然油脂を原料とした合成洗剤もありますが、石油由来の合成洗剤と同様に複雑な化学合成を繰り返し、最終的には自然界に存在しない合成界面活性剤を成分としています。

一方、石けんは天然油脂もしくは脂肪酸から作られ、石けんそのものが天然の界面活性剤なのです。使用されている成分も自然由来のものが多いので、最近注目度が高い“エシカル消費”の観点からも人気を集め、環境に優しいアイテムです。

※石けん・合成洗剤を区別する表示がないため成分を確認する必要があります。石けんの場合は、「石けん素地」など「石けん」という表示があります。

弱酸性・アルカリ性

本来、石けんはアルカリ性です。酸性の皮脂汚れや古い角質などに中和し洗い流されます。石けんで手や顔を洗った後肌がつっぱるように感じることがありますが、これは肌が本来の弱酸性に戻そうとする為に活性化している証拠なのです。

合成界面活性剤（弱酸性）は中和しないので、皮脂汚れを落とし続けるため本来残るべき脂分まで過剰に奪ってしまいます。また、丁寧にすすがないと合成界面活性剤が肌に残ってしまいます。その為、弱酸性は肌に優しくても、原料に肌荒れの原因となるものが含まれている場合があります。

 

環境への影響

100％天然成分から製造される石けんは、地球にも生き物にも優しいことをご存知でしょうか。石けんは、排水として海や川に流れ出ると短期間で水と二酸化炭素に生分解されます。石けんカスも微生物や魚のエサとなり自然に分解されます。

また、石けんは酸性の汗や皮脂汚れなどと中和する為、泡切れが良く洗い流す時間が短く済むので環境にも肌にも優しいのが特徴です。